- 社長雑談
- 2021.01.20
カレールウ
昨日、「マツコの知らない世界」で、スパイシー丸山さんが、「カレールウ」について語っていました。
こういう仕事をやっていると、カレールウは、カレーの中では我々と対極にあるもので、あまり興味を持っていなかった、というのが本音です。
しかし、何か新鮮に感じられました。
私自身はルウカレーの前の時代ですが、子供たちはルウカレーで育ちましたし、一緒に食べていました。
「新しい生活様式」と言われていますが、巣ごもりの時代、一家でルウカレーを食べるのも、個別化した食生活の中で、面白さもありますね。
ラーメン屋が全盛の頃、「ラーメンは外で食べるもの、カレーは家で食べるもの」と言われ、カレー業界はラーメン業界に勝てないとされていました。
しかし、家庭用ラーメンの研究が進み、生麺、乾麺、冷凍麺、袋麺、カップヌードルに有名店のものなど、TPOに合わせた商品がどんどん出てきてます。
カレーもレトルト殺菌カレーが大ヒットで、温めるだけで食べられます。
経済が伸びている時は、モノの価格に「時間」が含まれ、時間の価値が高いのですが、今は巣ごもり、新しい生活様式で時間がありますので、カレールウでじっくり作るのも有りではないか。
週に一度カレーを一家で食べた「空間」というかコンセプトも懐かしくもあります。
カレーの具材は、スパイシー丸山さんのように、季節感のあるもの、今に合わせたもので楽しめますし。
ココナッツミルクや赤ワインをドバドバ入れたりのアレンジもありですし。
デリーのカレーの通常品も具なしですから、アイディア次第で同様なことができますが、出来上がりのカレーを売っている我々が「カレールウ」を勧めるのは変かな。