- デリー銀座店
- 2021.01.13
絵のインパクト
無断掲載で怒られるかもしれませんが、この絵は、「星加☆海」さんの画集「カレーなる世界➀」、副題「カレーを食べ歩き東へ西へ(銀座、新宿、渋谷周辺)」の中で、デリー銀座店のカシミールカレーを取り上げていただいたものです。
全部で46店舗でしょうか、作者が実際行かれて描かれているのでしょう。
私の様な無粋な人間でも、絵にはホッとというか和みが感じられます。
私自身は、芸術的家族の中に生まれ育っていて、父はカメラマン、母と姉は美術学校出で、兄は画商です。
また、女房は子供の時から絵を習っていたほど好きで、ここ数年は日本画の教室に毎週通い、展覧会にも出品しています。
ただ私だけが才能ナシ、残念! 「もしも私が絵を描けたなら」・・・
高度成長期、世の中には印刷物=活字が氾濫。
町の商店では、値札は手書きでしたが、段々と印刷に変わっていく。
バブルの頃は、ワープロが出てきて、印刷文字が席巻していました。
そんな時、とある百貨店から「今や印刷物の値札は風景となり、お客様は注目しない。人間の手で書いたものの方が目に留まる」と教えられました。
今まさに、インスタなどで画像が氾濫し、同様に風景というか、見過ごしてしまうようになってきているように。
そこに、手描きの絵での料理、ものすごいインパクトで吸い込まれていき、脳に収納されます。
絵の持っている作者の思いや注目点が、フラットに描いてあっても、こちらに伝わり、また勝手な想像、妄想を呼び起こして、さらに印象を強めていくのでは。
これは画像・写真を否定するものではなく、いいものはいいのですが、表現が正しいかわかりませんが「男社会の紅一点」的感じ。
「星加☆海」さん、ありがとうございました。