今や食べたことがない人がいないくらい人気のレトルトカレー。
　3千数百種あると言われています。
　最近は技術向上が目覚ましく、カレーの味、肉の食感も良くなりました。

　我々も、レストランの味に近づけられるよう日夜工夫をして、今は肉も部位や下処理、殺菌温度、時間を幾度となくテストしています。

　しかし、やはりどうしても感じられるのが「パウチ臭」です。
　パウチ（袋）に密封して殺菌することで、本来鍋で煮ている時には空中に拡散される匂いも、閉じ込められてしまいます。

　そこで、デリーのカレーも含めて、よりおいしく食べる方法を。（もちろん、時間がない時でしたら、簡便なやり方で）
　まずは、
　・パウチごと湯せんではなく、鍋に開けて温める
　・カツやから揚げなど、揚げ物を添える
　　　これは以前にも書きましたが、揚げ臭がパウチ臭をマスクします。
　・出来上がったカレーを器なり、ライスに盛ったらバター小さじ1程度を加える
　　　これもマスキング効果と、油脂分による、舌のマスキング効果もあるとおもいます。

　ということで、一番？（現状）おいしく食べるには、欧風カレー（ドロッとしたカレー）なら今ご家庭にもあると思いますが、小型の樹脂加工フライパンにバターを入れて、溶けたらレトルトカレーを封を切って加え、弱火で蓋をせずに温める。
　お好みなら、焦がしバターにしてもかまいません。

　デリーのカシミールカレーなど、シャバシャバ系は、封を切って温めれば30秒ほどで、パウチ臭が無くなります。