人間はいいことはより尾ひれを付けて覚えているものですが、一年前の今頃、順風満帆とは言いませんが、あまり憂いなく、仕事をこなしていました。
　画像のビリヤニも、味はともかく、盛り付けなど脱インドを考えていましたね。

　あれから一年、飲食業を取り巻く環境の変化は、驚くべきもの。
　まさに大恐慌。我々の様な小舟は、大波、水の流れに逆らわず、流されるがままが生き延びられる方法か。でも一瞬の横波には注意して、善後策を取りながら。

　そして来年の今頃はどうなっているのか？
　メディアでも取り上げられて予測していますが、皆、読み切れないのが本音でしょうか。
　「新しい日常」と言われ、行動様式も変わるでしょうね。
　何となく、去年のような状態には戻らない、いや戻るとしたら複数年掛かるという説も、飲食業では。

　NHKの番組で、哲学者が、「過去・現在・未来はつながっていない。過去の自分と現在の自分は違う、未来も」と言っていました。
　ただひたすら、現在を頑張るのみですか。

　でも、大幅に人口が減ったわけでも、食べることが減ったわけでもないですから、楽しくて美味しい物を作り続けていけば・・・

　とにかく、試行錯誤、動きながら考えていくことにします。