- 社長雑談
- 2020.08.19
食の都はBOMBAYだ!
画像はBOMBAY代表的ストリートフードの一つ「ワダパウ」、インド式コロッケパンです。
ちょっと作って、皆に食べさせてみました。
挟んであるのは、味付け(店によって違いますが)マッシュポテトのベスン衣揚げ。
パンはベジタリアン用の卵を使わないパン。
ボリュームがあり人気です。
「食の都はBOMBAYだ!」
これは私の妄想、推測で根拠は科学的ではありません。
今のムンバイではなく、私が初めて訪れた40年前くらいと思ってください。
まだ流通インフラも整備されず、ほとんどが地産地消の時代。時間にルーズな列車が輸送手段。
北インド料理は全国にあったようですが、ボンベイにもほとんど南インド料理はありませんでした。
銀座店で働いていたデビッド、彼は1950年代に、ボンベイのやや北側に今もある有名な「HOTEL AMBER」で働いていました。
またいつか書きますが、当時、そのホテルにイギリス人が多かったせいか、英印フュージョン料理、ビーフなどを扱っていて、デビッドの様なキリスト教のインド人が食のタブーがなく、重宝されました。
その彼が、ボンベイに南インド料理店が1件あると聞き、同僚と行ったそうです。
その時の感想は「ラサムとか言うスープみたいなものが、辛い辛い、馬鹿みたいに辛かった印象しかない」そうで、それを聞いたスワミシェフが、彼に美味しいラサムを銀座のキッチンで作っていました。
今は交通、流通インフラも整備されたインド、どこへ行ってもローカルフードが食べられますが、あの時代、港町でもあるボンベイは、食材も外国を含む各地から集まり、また文化交流も宗教を超えて活発だった印象があります。
画像のパンをよく食べることも、歴史を見ると面白いことが判ってきます。
<つづく>