- 社長雑談
- 2020.08.12
カッコよくないけど・・・
販売用ではありませんが、チキンビリヤニを作りました。
もう何十年も前ですが、デリーのビリヤニ専門店の安食堂。
この味が原点なのでしょうか、ビリヤニと言われたとき、また作る時必ず浮かんでくるのが、下の画像のビリヤニです。
チキンとコリアンダーリーフだけで、しかも油でギトギト。
デリー在住のインド人友人と行ったのですが、その時は「なにこれ?」と思いました。
一口目から、口にまとわりつく油にあせる。
しかも頭にあった、ゆで卵、ナッツ、ドライフルーツで装飾されたビリヤニと全く違う。
味はチキンも柔らかく煮込まれ、コリアンダーリーフの香りが口いっぱいに広がり、しつこさを軽減。
「まあ、この値段ならこんなものか」と思いつつ食べました。当時の価格で45ルピー、¥65くらいですか。
ところがその後、妙にその味が忘れられない。ビリヤニと聞くと、口の中に油とチキンとコリアンダーリーフがフラッシュバック。
その後食べた、どの名シェフのビリヤニより強烈に残っています。
この味を再現しようと思うのですが、ここまで油ギトギト、装飾なしで作ったら、「こんなのビリヤニじゃない!」と言われるのでは、と気になって作れません。
そして表題の画像のように。
でもまだ、かすかに舌に記憶が残っているうちに作りたいです。
でもやっぱり、非難ゴウゴウが怖いなあ。