- 社長雑談
- 2020.08.10
残されたカレー人生
何年か前に「カレービッグバン」が起きた、とここに書きましたが、まさにすごい状況になっています。
南インド料理の出現から、スリランカ、ネパール、ベンガル、そしてスパイスカレーなる新感覚なものが。
基本的には、リーズナブルなカジュアル志向ですが、一方、高級レストラン的しつらえも出てきました。
それぞれに心を動かされますが、私自身に残された時間から考えると、すべてを見ることはできないので、どういう形で絞り込んでいくか、ここ一か月くらい考えていました。
そして、皆様に私が伝えられるものとして、ほぼ3つに絞られてきました。
1つは、もちろん「デリー」のカレー。
2つ目は「昭和のカレー」。
3つ目は、最近とある本を読んで、「ああこれだ!」と思ったもの。
それは、40年前にインドに行ったとき、すごく感動したあの時のカレーです。
特に、ムンバイではなく、旧ボンベイ時代のカレー。
パールシ(イラン出身のゾロアスター教徒)の文化が建物にも、サービスにも、そして料理にも。
そして初めてボンベイに行ったときは、パールシの方と結婚された日本人女性がガイドでしたから。
ですから、今回の「ムンバイチキンカレー「」もボンベイの方が正しいかもしれません。
次回は、その本についてお話しましょう。