- 社長雑談
- 2020.06.10
とても残念なお話
ニューヨークで有名だったインド・アメリカフュージョン料理「タブラ」のシェフだった、フロイド・カルドズ(59)氏が、コロナウィルスで亡くなりました。
3月初旬に、ムンバイからフランクフルト経由でニューヨークに戻り、熱があったので入院し、コロナ感染と分かり、3月25日に永眠されました。
ムンバイ出身で、ムンバイの調理師学校、タージホテル、スイスの調理師学校を経てニューヨークに渡り、実力を開花させました。
それまでは、一民族料理というか、インド人街でインド系の人たちが食べるに過ぎなかった料理を、全ニューヨークに広めた人だと言えます。
メニューにもインド語でなく、英語で分かり易い料理名にしたり、アメリカ的食材を使って「American food, indian flavors」をうたっていました。
その後ムンバイで「ムンバイ・キャンティーン」を作り、ニューヨークでも「パオワラ」「ムンバイ ブレッド&バー」などもやっていたようです。
ワダパオなどのストリートフードへの郷愁があったのかな。
ニューヨークのベストシェフに選出されたり、アメリカにおけるインド料理啓蒙に大きな足跡があったのではないでしょうか。
この本は、2006年版ですが、私の大事な蔵書の一つです。
このレシピ本をもう一度読み返し、何かを作ってみたいと考えています。