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- 2020.06.03
ポークビンダルー2020
東京アラートは発動されましたが、ミッドタウンも再開し、コックたちも、店に戻りました。
この自粛期間にレトルト殺菌商品も研究することができ、どの商品が食材や味にダメージ無くお客様にお渡しできるのか、のデータも貯めることができました。
そして今回、レトルト殺菌しているとは思えない?「ポークビンダルー」を作りました。
加圧加熱殺菌(レトルト)は、味変が大きい、例えば辛味が弱まったり、肉がパサついたりすることもありますが、具材の選択、スパイスや肉の調理法で、かなりのところまで行けると思っています。
さて「ポークビンダルー2020」は、原点回帰、インドで初めて食べた時の、「辛い! 酸っぱい! ウマい!」をそのまま出す。
今までは、やや日本人向きと優しさというか、「万人受けしたい=売上」に左右されていましたが、今回はストレートにインドを表現したいと考えました。
それは、新型コロナの流行をニュースで見ていると、もしかすると”生きているうちにインドにはもういけないかもしれない” と思ったからです。
今回の特長その1は、ポークの処理。
マリネした後、メイラード反応を期待して、素揚げにし、やや硬めに仕上げてカレーとともに加圧加熱殺菌。
カレーでは、スパイスを増量し、香りと辛さを。イングリッシュマスタードもアクセントに。
酢は、ココナッツ酢、赤ワインビネガー(ビンダルーの名前の由来ですから)に穀物酢で、酢酸のキレを。
殺菌後のロスや味の変化を考慮しながら。
いやはや、これを食べると、ゴアのビーチにいる白日夢を見ているよう・・・
週末にネットショップで販売予定です。