- 社長雑談
- 2020.03.06
アラックの思い出
デリーで、スリランカのアラックの販売から、そろそろ40年になります。
スリランカから買って帰ってきたのをお出ししました。
そこそこ評判がよく、国内の輸入者を見つけ、現在に至っています。
アラックはヤシの花から蜜を採り、発酵させたどぶろくトディーを蒸留した物と聞きました。
スリランカンウィスキーと呼ばれる事も有ります(アルコール度35度前後)。
40年前のスリランカは、英国植民地の影響が残っていて、午後5時にならないと、酒の販売は始まりません。
瓶を持って並んでいました、瓶代は別だからです。
そういえばロンドンでも、当時は、午後5時から出ないとパブがオープンせず、皆、店の前で待っていましたっけ。
アラックの意味は「汗」(語源は中東だとか)で、蒸留釜の外側に付く水滴が汗の様なので、蒸留酒全般を指すと聞いた覚えがあります。
樽詰めの期間で種類、価格が変わります。
ブランデーのV.S.O.P.のパクリか、V.S.O.A.(very special old arrack)というのが古くて高いとか。
また現地で、「アラックはいくら飲んでも二日酔いしない」とも言われましたっけ。
デリーにお越しの際は、一度お試しあれ。