- 社長雑談
- 2019.10.09
カレーの盛り付けの変遷
カレーライスの盛り付けは、最初一皿に盛られていたようです。
そして、ライス半分、カレー半分にしたのは、銀座の凮月堂という説があります。
なぜライス半分かというのは、江戸学者の故杉浦日向子さんの本に「当時、白米は高価で庶民のあこがれだったので、白飯を強調したかったのではないか」とありました。
ライスとカレーが分かれて出されたのはいつごろか分かりませんが、デリー創業時・昭和31年でも珍しかったようで「ここではカレーが銀器(ステンレスですが)に入って別に出てくる」と書いてあった雑誌もありました。
その後、3、40年以上経ちますが、楕円の皿で、ライスを真ん中に2種のカレーを盛ったGHEEやビートたけしの北野インド会社が。
その2種カレーに野菜を組み合わせたのを私が初めて見たのは、画像左下、御茶ノ水のDYLANです。
そしてさらに、複雑系に進化させたのが大阪スパイスカレーではないでしょうか。
インスタ映えを意識しながらの現在の盛り付け。
さて今後は、もっと複雑系に進化していくのか、はたまたゆり戻してシンプルになるのか。
でもきっと我々は、この先も今のスタイルだと思います。