- 社長雑談
- デリーのこと
- 2019.01.22
シズル効果
これは、クアラルンプールのインド料理店で頼んだタンドーリチキンです。
この煙、シズル効果、シズル感があり、食欲を増しますね。
このタンドーリチキンを鉄板で提供し、シズル感を演出したのは、デリーでは昭年40年代から行っていました。
どっちが先かは判りませんが、シンガポールのインド人街にあった、我々と同名のDELHIレストランでは、昭和50年代に行った時には画像と同じ、鉄板にザク切りキャベツを敷いたものがジュージューと出されていました。
30年位前まで、デリーでは、ジューっといったタンドーリチキンに、ブランデーを振りかけ、火を付けた演出までしていました。
しかし、たまに、ブランデーが燃え切らず、苦味が出るので、味を優先してやめました。
この鉄板のシズル効果、実は鉄板の質に大きく関係します。
もちろん、鉄板が厚いほど、その効果は持続しますが、値段は高く、また、重いので、女性のホール担当ですと、片手ではサービスできないという問題もありました。
その後、軽くて熱保存性の高い金属の皿が出ましたが、銀色で、あまりおいしそうには見えませんでした。
デリーでは、鉄板でのご提供が伝統ですから、そろそろ、新しい鉄板も探してみましょうか。