2019年、第一弾の「たまに食べるならこんなカレー」は、ポークビンダルー・ニューヨークスタイル、シンプルなココナッツライス、そしてチリドライポテトの3点セットです。

＜ポークビンダルー・ニューヨークスタイル＞
　豚肉が多く、グレービーが少なめのポークビンダルー。
　今回は、原点（私の）に戻り、タマネギと酢をミキサーでペーストにしたものと塩とスパイスで豚肉をマリネ。
　ソース用のタマネギも、マリネした豚肉も、しっかり焦げ目がつくまで炒め、トマトペーストとともに煮込みました。
　豚肉の中にまで、爽やかな酸味が広がり、手間がかかった分、深い旨みが感じられます。
　
＜シンプルなココナッツライス＞
　ドライココナッツを水で煮だし、その水と、少量のココナッツオイルで炊き上げたバスマティライス。
　うっすらと香るココナッツが、ポークビンダルーを現地のゴアに連れて行ってくれているようにと考えて（ゴアではプレーンなライスですが）。

＜チリドライポテト＞
　ポテトを炒めるのではなく素揚げにし、カレーリーフ、赤唐辛子、ブラックペッパーと併せました。
　香ばしさと、ポテトの甘さ、唐辛子とペッパーの強めの辛さが後を引き、いい脇役に仕上がっていると思います。

　どうしても、ポークビンダルーからの呪縛を解き放つことをできないことが判ったので、これからも、素材、作り方、提供法と考えていこうと思っています。、