- 社長雑談
- 2018.10.17
カツカレー雑感
実は今、イギリスで「チキンカツカレー(chicken katsu curry)」が人気という話です。
家庭用に、ジャパニーズパン粉とカレールーをセットにしたキットもネットで見ました。
なぜトンカツでなくチキンカツか?
宗教上のタブーの問題という説もありますが、個人的には肉屋事情もあるのでは。
日本と違い、ほぼ肉はブロックで売っているものが多く、ポークステーキ用はかなり分厚い(250gくらい)ので、カツカレーに向かない?
チキンはムネ肉を簡単に切れますから。
では日本のカツカレー。
これは個人的考えですが、日本人はトンカツが大好きで、メディアでも名店やその手法が公開されています。
したがって、トンカツの味にはうるさく、美味しい味を知っているが故、まずいものは判ります。
となると、トンカツづくりに手慣れている、技術を持っていることが条件になるような気がします。
学食ではないので、流通している、安価の冷凍品を使うと、すぐばれてしまいます。
ですから、トンカツ店、洋食店が有利ですね。衣付けたて、揚げたてのトンカツに限ります。
でもカレーの味は?
カレーはトンカツに比べて許容範囲が広く、ある程度のものはできそうかな。
カレー店でも、カツ作りに情熱があれば別ですが。
結論としては、カレー店としては、下味や衣に工夫ができ、価格も抑えられるチキンカツカレーの研究はありかもしれません。