- 社長雑談
- 2018.09.17
伝説の料理人
「伝説の料理人」という言葉がありますが、その定義は何でしょうか?
インド料理の勉強を始めた38年前、まだまだマイナーで、本でもインドのホテルでも、ほとんどがムガール、伝統料理。
インドは食に関してはコンサバで、あまり冒険、探求心がないイメージでした。
当時のデリーのホテルのコンシェルジュに、「南インド料理店はあるか」と聞くと、「何であんなバカみたいに辛いものを食べるんだ」と言われた記憶が。
初代の社長が、南インドのホテルのコックにすれば、南北両方の料理が勉強できると、スワミシェフを招聘しました。
実際、スワミシェフに、ダムアルー、ハイデラバーディビリヤニ、カコリカバーブなど、何を聞いても作ってくれました。
すなわち、アワディ、ニザム、カシミーリのムガール料理から、サンバル、ポリヤルなどの南の料理も学習できました。
ということで、私にとっての伝説の料理人はスワミシェフのように、伝統料理を熟知していることも、必要条件。
横浜のハリオムシェフも、お話しした時、そう感じました。
これからは、私の知っていることを、息子を含め、後身に伝えることが恩返しですね。