- 社長雑談
- 2018.05.05
カレーの原点
カレー関係者たちとの会話で、「カレー店を開く人たちの中に、最近基礎ができていない人が多い」という話が出ました。
一般的に、料理人になるには、どこかの店で修行します。
私の場合は、デリーのみですので、師は画像のスワミさん。
インドのケータリングカレッジで、インド料理の基礎は学びましたが、その活用法を教えてくれたのがスワミさん。
「学校では、何をどう教わった?」と聞き、それをメニューに当てはめる方法、特に宗教、カースト、地域性を教えてもらいました。
ベジタリアンでも、ジャイナ教、ブラーマン、ラジャスタン、ケララなどに分けて、そのメニュー構成を習いました。
また、インドに行き、「こんなの食べた」というと、作り方やどんな時に出せばいいなどと教えてもらいました。
スワミさんが日本に居て、日本の材料で作ってくれるので、非常に覚え易かったです。
いろんな料理を創造するには、そのヒントの原形があるでしょうから、行き詰まった時の原点回帰に、基礎を学習するのはかえって早道になるのでは。
今の日本には、知人では、渡辺玲さん、香取薫さんなどのオーセンティックな料理を教えてくれる方がいらっしゃいますし、ハリオムさんも料理教室を開かれいます。
インドに行かずして、日本の材料で学べる。
いい時代になりました。